1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/11/10(木) 06:30:14.145 ID:CBv4oin+0
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「彼らは外部の統治機構からの完全な独立を図るかもしれません」......
<宇宙船での長期生活を模した複数の隔離実験において、クルー同士が団結し、管制室への反抗心を示す傾向がみられた。火星vs地球の構図も起き得る、と専門家は警告している>
宇宙開発は急速に進展しており、月あるいは火星への入植計画も現実味を帯びてきている。一方、技術の進展だけで補い難いのが人間の感情だ。閉鎖された宇宙船での長期の旅や、物資が限られた星での生活は、クルーの精神と共同生活に悪影響を及ぼす懸念がある。
こうした心理面・行動面での課題を洗い出すべく、ロシア生物医学問題研究所(IBMP)はNASAと共同で、クルーたちを人工的な閉鎖環境に置く模擬実験を行なっている。今年11月から、「SIRIUS-21」と呼ばれる8ヶ月間の長期隔離実験がスタートした。
実験に参加しているのは、ロシア宇宙飛行士訓練センターのオレグ・ブリノフ指導教官など、ロシア・アメリカ・アラブ首長国連邦から選出された男女計6名だ。
管制室とのコミュニケーションが疎遠に
論文によると、2度行われた過去のSIRIUSプロジェクトでは、クルーから管制室へのコミュニケーションに変化が生じはじめた。隔離開始から17日間から120日間が経過したころが変化点になったという。
管制官に対して心情や要望などを打ち明けることが目立って減り、着陸のシミュレーションなど重要な作業時を除いては、連絡を取りたがらないようになっていった。クルー同士が密に連携して判断を行い、地上に頼らない傾向が目立つようになる。
能動的に判断を行うこと自体は好ましいが、地球側とのコミュニケーションを疎かにしはじめたのは危険な兆候だ。
論文の共著者でありロシア科学アカデミーに所属するディミトリー・シェヴド博士は、仮にこの傾向が進めば、火星入植者から地球への反乱もあり得るとして警鐘を鳴らしている。実際の火星入植後、クルーが実験時以上に高度な自律性を獲得した場合、「彼らは外部の統治機構からの完全な独立を図るかもしれません。つまり、火星人が地球人に反乱を起こす可能性があります」と博士は述べる。